東山魁夷館リニューアルオープン 2年4カ月改修休館、リアフリー化に注力

戦後を代表する日本画家、東山魁夷(1908~99年)の作品を展示する「東山魁夷館」(長野市箱清水1)が5日、約2年4カ月の改修休館を経てリニューアルオープンした。4日には同館でセレモニーがあり、他の美術館や個人らが所蔵する代表作も集めたリニューアルオープン記念展の内覧会があった。
同館は90年4月開館。老朽化などのため2017年5月末から約9億4000万円をかけて改修した。収蔵庫を約50平方メートルに拡張し、風雨の影響を受けずに作品を搬入するためのトラックヤードを設けたほか、エレベーターを増設し、多目的トイレや授乳室を新設するなどバリアフリー化にも力を入れた。
セレモニーで阿部守一知事は「物の豊かさから心の豊かさへ価値観が大きく移り変わっていく中で、長野県から芸術文化を発信したい」とあいさつ。内覧会では学芸員が作品を解説し、関係者が興味深そうに鑑賞した。
記念展は5日~12月3日。黒姫山と野尻湖を描き、日本芸術院賞を受賞した「光昏」の下図と完成品や、連作「京洛四季」の「花明り」など約60点を展示。1階では、魁夷の活動の軌跡の紹介や実際使っていた画材などを見ることができる。
入館料は大人500円、大学生300円、高校生以下無料。午前9時~午後5時(入場は午後4時半まで)。水曜休館。問い合わせは同館(026・232・0052)。【ガン・クリスティーナ】