高額な医療費の患者負担を月ごとに抑える「高額療養費制度」の負担上限額引き上げ案について、島根県の丸山達也知事は18日の定例記者会見で「少なくとも提案されたということだけでも国家的殺人未遂だ」と政府を痛烈に批判した。
昨年末に公表された見直し案では、今年8月から段階的に患者負担の限度額を引き上げるとしていたが、がん患者団体などから反対の声が上がり、政府は一部修正する案を示している。
丸山知事は今回の見直しについて「鬼のような改正案」とし、生存権を保障した憲法25条を挙げて「治療を諦めざるをえない人が相当出てくるのは、憲法違反だけではなくて刑法違反だ」と主張した。さらに「国民を死に追いやるような政策決定をした人たちは、命に関わる仕事をしてはいけない。事務方は更迭でしょう」と批判した。【目野創】