室内のカメラに一部始終…“乳児院”に入所する1歳と2歳の女の子に暴行した疑い 29年勤務していた保育士の55歳女逮捕

名古屋市中区の「衆善会乳児院」に入所する1歳と2歳の女の子に暴行を加えた疑いで2月19日、職員で55歳の女が逮捕されました。
■名古屋の衆善会乳児院の保育士の女を逮捕
女の子の父親: 「本当に悲しいしかないですし、まず第一に子供の精神状態だったり、体にケガはないのかというのは一番最初に心配して」 19日午後1時すぎ、中区新栄3丁目にある「衆善会乳児院」に捜査車両が入りました。
家庭の事情で預けられた0歳から2歳までの子供の「いのちを守る 育てる 育ちあう」が運営理念の施設、衆善会乳児院。
警察によりますと、職員で保育士の伊藤旗里子容疑者(55)が、入所する1歳と2歳の女の子に暴行を加えた疑いで19日、逮捕されました。
事件があったのは去年12月です。伊藤容疑者は、寝そべっていた2歳の女の子の左脇腹をめがけて右足の内側で1回蹴り、その直前には1歳の女の子の頭を手で複数回叩いたとみられています。
その一部始終が、乳児院の室内に設置されていたカメラに映っていたということです。
■児相から父親に報告も面会を拒み続けた乳児院
その現場を目撃した別の職員は上司に共有し、乳児院の報告を受けた児童相談所が2歳の女の子の父親に伝えました。しかし去年12月、乳児院側は父親との面会を拒みました。 女の子の父親: 「それを隠すためですかって、そう思っちゃうじゃないですか」
不信感を抱いた父親は、警察に被害届を提出しました。乳児院側が説明に訪れたときの動画では、乳児院側は虐待を認めていました。
乳児院側: 「大変申し訳ございません、すみませんでした。仕事で起こしたこと自体、100%こちらが悪い」 父親側: 「謝罪文とかはないのか?『書きたい』とか『謝りたい』とか、強い思いは?」 乳児院側: 「今のところは、すみません」 父親側: 「全面的に認めてくれるということでいい?」 乳児院側: 「今回の虐待について?」 父親側: 「はい」 乳児院側: 「もちろんです。事実確認できていますので」 この時の面会は30分ほど行われました。 女の子の父親: 「(娘は)傷つけられているし、1人やる人がいれば、2人やる人がいるわけじゃないですか。なので信用できません、安心もできません。児童保護はこんなのでいいのかという感じです、抗議したいですね」
■逮捕の女「子供が寝付かず、イライラして暴行を加えた」
子供を守るべき施設で起きた暴行事件。伊藤容疑者は29年間勤務するベテランの保育士で、調べに対し容疑を認め「子供が寝付かず、イライラして暴行を加えた」と供述しています。 そして、乳児院側は。
衆善会の金谷城治常務理事: 「調査している最中です。今お答えはできたら差し控えさせていただきたい」 Q.理念では「いのちを守る」とありますが 衆善会の金谷城治常務理事: 「もしそういうことがあったとすれば、申し訳ないことだと思います」