【103万円の壁】国民民主は“新たな壁案”提示の自民に怒り 【高校無償化】維新と与党が詰めの調整も採決は見送りに

▼103万円の壁
2月18日、約2か月ぶりに再開された与党と国民民主党の年収「103万円の壁」引き上げに向けた協議はここまで、合意の見通しは立っていない状況です。
自民党が新たに提案したのは、年収200万円以下の人についてはこれまでの123万円から160万円までに引き上げさらに、年収500万円以下についても今年と来年に限り133万円に引き上げる案でした。
自民党の提案に国民民主党の幹部は怒りを露わに。
(国民民主・榛葉賀津也幹事長)「103万の壁を取り外そうという話をしているのに新しい壁を作ってどうするんですか?」
▼高校授業料の無償化
一方、同じく自民・公明・維新3党の政策責任者らが会談。高校授業料の無償化と社会保険料の引き下げをめぐり詰めの調整を行っています。
高校授業料の無償化では公立に加えて、私立には63万円の支援を所得制限なく求める維新に対し、与党は当初、来年度から所得制限なく11万8800円の支援を公立私立問わず行い、私立高校への支援は再来年度に向けて継続協議する案を示しましたが折り合えず。
その後、私立高校については来年4月から年間の支援額を45万7000円を基準とし、奨学給付金の拡充や農業高校などの施設整備を充実させるという譲歩案を提示。予算規模は5000億円を超える見通しです。
(日本維新の会・前原誠司共同代表)「施設整備費やあるいは高校生の奨学給付金というものを合わせれば5000億を超えてくると。こういった内々の返答いただきました」
大幅な譲歩に自民党内からは厳しい声も上がっています。
(自民党・萩生田元文科大臣)「バナナの叩き売りのように金額を上げたり下げたりすることが目的じゃなくて野党のいいなりに押し倒をされて予算成立を急いだということになれば将来に遺恨を残す」
維新は19日、予算案の賛否について国会議員団幹部が協議。ここで採決を行うはずでしたが…
(日本維新の会・浅田均参院議員)「私たちは野党です。(本来あるべき)反対の立場を覆すに足る十分なものが出てきてるのかというと今のところ現段階では私は十分だと思っておりません」
合意文書案の内容が不十分とする意見が相次ぎ、採決は見送りとなりました。
維新は交渉を前に進めるため、自民党幹部とのパイプを持ち、旧執行部で交渉の先頭に立っていた遠藤前国対委員長も交えて総力戦で臨みます。
(日本維新の会・遠藤敬前穀田委員長)「(前原)代表からこのままではスタックした状態がきついということをおっしゃられて、ちょっとアンダーの調整もしてほしいということがあって、できるかできないかわかりませんけどそれやってみますわと」
今回、与党の「維新へのすり寄り」をジャーナリストの武田一顕氏は…
(ジャーナリスト・武田一顕氏)「維新も国民民主も両方取り込もういう石破さん結構欲張りな人で。ところが財源なんか考えたときに”国民民主はどうでもいいや”というふうに見られていますよね。(Qすごく面白い1週間が始まる?)石破さんとしては必ずどこかの政党と妥協しなきゃいけない。今週から来週どうなるの?政治は一寸先は闇ですから」
予算案の審議がヤマ場を迎える中、連日の協議はどうなっていくのでしょうか?