桂才賀さん死去 74歳 元笑点メンバー 番組内で真打ち昇進披露も 異色・元自衛官 刑務所慰問も続けた

落語家の桂才賀(かつら・さいが、本名・谷富夫=たに・とみお)さんが21日、虚血性心疾患のため死去した。74歳。東京都出身。通夜は25日、葬儀・告別式は26日に東京・台東区「徳雲会館」で営まれる。落語協会が発表した。

1969年3月、高校卒業後、九代目桂文治に入門を申し込んだが条件として「自衛隊に3年入隊なさい」と言われ、その後、海上自衛隊へ入隊。3年の任期を勤め上げた後、再度入門を申し込んだ。文治は断るつもりで自衛隊入隊を告げたが、真に受けて入隊。それが奏功して入門がかなったという逸話がある。

1980年11月、前月10月に急死した四代目三遊亭小圓遊の後任として日本テレビ「笑点」の若手大喜利から大喜利メンバーとして加わった。当時は古今亭朝次を名乗っていた。85年に真打に昇進し、昇進披露を番組内で行い、七代目桂才賀を襲名した。

少年院や刑務所の慰問活動を続けていたため、当時、「笑点」司会の三波伸介さんが「ムショ帰りのはなし家」とキャラクターでイジり、番組で大受けとなった。88年3月に「笑点」を降板。

その後も慰問活動を続け、「受刑者を誰よりも笑わせてきたはなし家」と呼ばれた。

最後の寄席への出演は、昨年11月16日の東京・新宿の末広亭だった。