25日午前、北海道小樽市の北海道新幹線・後志トンネルの工事現場で崩落事故が起き、男性作業員1人が病院に運ばれ手当てを受けています。
事故があったのは、小樽市天神にある北海道新幹線・後志トンネルの天神坑区で、25日午前11時すぎ、現場の作業員から「崩落事故により、けが人1名が発生した」と消防に通報がありました。
建設主体の鉄道・運輸機構や警察などによりますと、事故現場は入り口から約3.5キロのところで、切羽と呼ばれるトンネルの掘削の先端部でした。
当時、作業員数人が掘削の先端にコンクリートを吹き付ける作業をしていたところ、1立方メートルほどの大きさのコンクリートが落下し、63歳の男性作業員が一時、下敷きになりました。
男性作業員は、骨折の疑いがあり病院で手当てを受けています。意識はあるということです。
後志トンネルは、小樽駅と倶知安駅の間にある全長約18キロのトンネルで、天神坑区は小樽側の入り口に位置しています。
現在、工事は中断していて警察が事故の原因を調べています。