2日午前5時25分頃、福井県勝山市のえちぜん鉄道勝山永平寺線比島―発坂間で、走行中の勝山発福井行き列車(2両編成)が線路上にあった落石(約1・5メートル四方)と衝突し、先頭車両が脱線した。男性運転士が脚に軽傷を負い、乗客2人にけがはなかった。
国の運輸安全委員会は今後、鉄道事故調査官2人を派遣して原因を調べる。
えちぜん鉄道によると、運転士は「カーブで見通しが悪く、落石に気づかなかった」と話しているという。
事故の影響で勝山―山王間の上下線が運休し、復旧のめどは立っていない。勝山駅は市内にある県立恐竜博物館の最寄り駅で、同線は観光客も多く利用している。