「首相交代」がトレンド入り 自民議員の石破首相退陣要求に「どこまで自分勝手」SNS辛口コメも

「首相交代」という言葉が12日、インターネット上のトレンドワードになった。この日国会内で行われた自民党の党参院議員総会で、旧安倍派に所属していた西田昌司参院議員(66)が、「今のままでは参院選を戦えない」として石破茂首相の退陣を求めたことを受けたもの。
総会は非公開で行われ、西田氏はあらためて取材に応じた際「(石破首相に対する)国民の審判は(昨年の衆院選で)もう出ている。その方(石破首相)がまた参院選の(党の)看板になるのは、あり得ない」「総裁にふさわしい人をもう1度、選び直す手続きをしてほしい」と訴えた。西田氏は今夏に行われる参院選の改選組の1人。
石破首相をめぐっては、高額療養費制度の負担上限額を今年8月に引き上げ方針を示していたが、患者団体などの悲痛な訴えを踏まえ、迷走の末に全面凍結方針を発表。こうした首相の後手後手判断を受け、野党だけでなく自民党からも批判の声が出る事態になっている。
SNSでは「良くぞ、声を挙げてくれました」「可及的速やかにお願いします」というコメントがある一方で、西田氏をはじめ参院選を控えた改選組議員から、首相に批判的な発言が出ていることを疑問視するコメントも多い。
「国民の意に沿わず勝手に石破氏を首相にしたくせに自分達の票が割れそうだからって首相交代を言い出す始末。自民党ってのはどこまで自分勝手な連中の集まりなんだよ」「個人的には首相交代には賛成だけど、今更感があるのと『参院選を戦えない』が理由なのがちょっとな」「首相の問題にしている時点で、もう終わってる」「選挙のためだったらこんなに大きな声で首相交代を言えるのね」「『参院選戦えない』から首相交代じゃダメなんだよ 結局自分 党のことしかみてないのよ」「手遅れです」など、厳しいコメントが多く寄せられた。
「今の自民党に戦えるリーダーなんているのか?」と鋭く指摘したコメントもみられた。