万博協会が開幕日の混雑予測を公表 夕方にはゲート前で当日券販売も

日本国際博覧会協会(万博協会)は9日、大阪・関西万博の開幕日(13日)の混雑予測を公表した。東西の入場ゲートは午前9時から昼すぎまで特に混雑する見込み。万博協会によると、13日朝にJR桜島駅のターミナルを出発するシャトルバスが予約で埋まりつつあるという。協会は「パーク・アンド・ライド」(P&R)の利用を呼びかけている。
万博協会は、7日時点で13日に約14万人が来場を予約していると明らかにした。会場の東ゲートは大阪メトロ中央線の夢洲(ゆめしま)駅が近く、西ゲート前にはシャトルバスのターミナルがある。来場予約はいずれかのゲートで、何時から入るか選ぶ仕組みになっている。
9日時点で、西ゲートを選んだ来場者の多くは、JR桜島駅発のシャトルバスを使うとみられる。同駅で午前8~10時台に乗車する場合、事前に運賃を決済した人が優先されるため、それ以外の人は待ち時間が長くなる可能性がある。
また、会場の夢洲には身体障害者など配慮が必要な人を除いて駐車場はない。自家用車を利用する場合は、堺市や兵庫県尼崎市など3カ所の専用駐車場に止めて、会場までシャトルバスで移動するP&R方式になる。13日もP&Rの予約には余裕があるという。
また、万博協会は9日、入場ゲート前での当日券販売について、13日は午後4時から、午後5時以降に入場できるチケットを販売すると発表した。14日以降の当日券販売については、前日に発表する予定。【長沼辰哉】