万博「こども用トイレ」一部に仕切りなし異例の「中国式」 男子も女子も一緒、SNS賛否

13日開幕する大阪・関西万博会場の子供用トイレの一部で、男女別も仕切りもない大小便器が並んでいることがわかり、「災害の避難所より劣悪」「保育園などではよくある」などとSNS上で賛否を呼んでいる。9日に報道公開された会場で確認すると、仕切りのほか男女の別もなく利用するようになっていた。
万博協会の公式サイトによると、万博会場には計46カ所のトイレがある。それぞれのトイレには成人用のほか、子供用の小型便器が設置されているところも多い。
ところが、実際に会場で確認したところ、このうち東西ゲートにある「迷子/ベビーセンター」に隣接した2カ所には「こども用」として子供専用のトイレが設置されていた。
男女の別はなく、室内に大小便器3つ、男児用小便器2つが並んでいる。大便器同士の間はプラスチック製の仕切りが設けられているだけだった。
こうした仕切りのない便器は中国では一般的とされるが、日本では極めて異例。
SNS上では「建築設計に携わる者ですが1~3歳児用のトイレはこれが標準です」といった説明の一方、「いまどきの子供たちの心理をまったく無視した設計」「保育園や幼稚園の場合は、使う子供たちも見守る大人も知っている人だけど、公共の場は知らない人ばかり。やっぱりこれは違う」といった意見が交わされている。