斎藤兵庫県知事「適切だった」「記者会見の通り」を繰り返す 各会派幹事長出席の「代表者会議」で 情報漏えい問題は5月下旬までに調査終了か

兵庫県の斎藤元彦知事が9日、県議会各会派の代表者会議に出席し、第三者委員会から「違法」と認定された告発文書に対する県の対応について「適切だった」などと説明したことが分かりました。
県議会関係者によりますと、斎藤知事は各会派の幹事長などからなる「代表者会議」から「ざっくばらんにコミュニケーションを図りたい」と参加を求められ、会議に出席したということです。
各会派の幹部らから知事に対し「前に進むためにも報告書を理解して自身の身を処すべきではないか」「『真摯に受け止める』と言っているが本当に伝わっているのか」との意見があると、斎藤知事は「県の対応は適切だった」、「私の見解は、3月26日の記者会見の通りです」などと述べて、従来の見解を繰り返したということです。
この日の会議では、政治倫理条例の制定に関してや、文書問題を調査していた県の百条委員会の委員による情報漏えい問題も議論されました。
情報漏えい問題については、書面による調査を行うこととし、5月下旬までに調査を終える方針が確認されました。