福島県のいわき市保健所は9日、山菜のウルイと間違えて有毒植物の「バイケイソウ」を食べたとみられる市内の50歳代女性が食中毒になったと発表した。
発表によると、女性は8日午前、夫と県南地域に山菜採りに出かけ、ウルイと思って採った植物を昼に酢みそ和(あ)えにして食べた。約30分後にめまいや倦怠((けんたい))感、嘔吐((おうと))などの症状が出た。
女性は快方に向かっている。夫は食べた量が少なく、症状はなかった。
市保健所は、「食用と確実に判断できない植物は、絶対に採らない、食べない、売らない、人にあげないようにしてほしい」と注意を呼びかけている。