【続報】府中町の男性殺害事件 被害者は東京から訪れたか 複数の男女による犯行の可能性も

広島県安芸郡府中町の公園で殺害された男性は、事件直前に東京から広島を訪れていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
■竹内嘉菜 記者
「事件があった公園です。被害にあった男性は、こちらの入口付近で血を流して倒れていたということです」
地域に影を落とした殺人事件。発生から3日、規制線が解かれ、営業を再開しました。
この事件は12日の夜、府中町の水分峡森林公園で男性が頭や顔を硬いもので複数回殴られ殺害されたものです。捜査関係者によると、現場の遺留品から、男性は事件直前に東京から来たとみられることが新たにわかりました。また、防犯カメラの映像から、複数の男女が犯行に関与しているとみて捜査していることも分かりました。
夜はひとけが無くなる公園で犯行はどのように行われたのか。同じ時間帯に行ってみると…
■山本敦士 記者
「午後10時過ぎです。通報があった同じ時間帯の事件現場ですが、ライトを消してみますとあかりがほとんどなくまわりを確認するのも困難な状況です」
事件現場には街灯はなく、自動販売機の小さな灯りがあるだけ。現場周辺では、警察車両がパトロールして警戒を強化していました。
一方、事件を受け臨時休校となっていた府中町の小中学校は15日から再開。保護者の付き添いのもと、児童らが登校しました。
■保護者
「できるかぎりついてきて安心できればいいかなと思います」
「早く捕まってほしい。どういう風な経緯で殺人になったのか知りたいなと思いますね」
男性の身分証は現場に残されていないことがわかっていましたが、捜査関係者によると、身分証が抜き取られていた可能性もあることが新たにわかり、警察は「強盗殺人」も視野に捜査しています。
【2025年4月15日放送】