2023年、同僚の女性を殺害し、三重県四日市市の雑木林に遺体を遺棄した罪に問われているフィリピン国籍の男の初公判が4月17日、津地裁で開かれました。検察は、犯行の経緯を「不倫関係のもつれ」と指摘しました。 フィリピン国籍の工員、ジュニ・ジェルビン・ベルナデス被告(32)は2023年7月、中国籍の趙霞さん(当時36)の首を両手で締めて殺害し、四日市市の雑木林に遺棄した罪に問われています。 ジュニ被告は17日の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めました。 検察側は冒頭陳述で「不倫関係だった被害者に別れ話をしたところ『家族を殺す』と言われ、殺害しようと考えた」「車内で馬乗りになり5分ほど首を絞めた」と犯行の経緯を指摘しました。 弁護側は「脅迫的な発言から冷静さを失い、咄嗟に首を絞めた」と計画性はないと主張しました。