「報告書の内容が想像以上のものだった」千葉県がスポンサーのフジテレビ番組の放送を当面休止 熊谷知事が定例会見で明かす

中居正広氏などをめぐるフジテレビの第三者委員会の報告を受け、千葉県は、県がスポンサーとなっているフジテレビの番組の放送が当面休止となることを明らかにしました。
千葉県 熊谷俊人知事 「『千葉の贈り物』の放送については、4月20日放送分から当面休止をしていただくことにいたしました」
千葉県の熊谷知事はきょう午前の定例会見で、県がスポンサーとなっているフジテレビの番組「千葉の贈り物~まごころ配達人~」の放送が当面休止となることを明らかにしました。
この番組は、毎週日曜朝の5分間、自然や伝統文化・アミューズメントスポットなどを紹介するもので、県は2010年の番組開始当初から地元企業とともにスポンサーになっていました。
熊谷知事は放送休止の理由として、今回のフジテレビの問題をめぐって「第三者委員会の報告書の内容が我々の想像以上のものだった」「組織的な文化の問題点が指摘された」ことなどをあげました。
その上で、「再発防止策が十分実効性があるものか確認する必要があると判断した」としています。
番組をめぐっては、県からの要望を受け、今年1月から提供クレジットが外されていました。
今年度、県は番組提供の予算として年間でおよそ8800万円を計上していますが、これまでに支払いは生じていないということです。
今後、フジテレビに十分な再発防止策が取られれば、放送の再開もあり得るとしています。