陸上自衛隊は20日、名古屋市中区丸の内2丁目の工事現場で3月1日に見つかった不発弾を処理した。陸自によると、起爆装置の信管の部品が変形していたため、やすりで削るなどし、午前10時ごろから約3時間半かけて信管を除去、回収した。安全面に影響はないとしている。
市は現場から半径約200メートルを警戒区域に指定し、住民約1900人を避難対象として立ち入りを制限した。現場は愛知県庁から南西に約750メートルで、名古屋城や官庁街から近く、ビルやマンションが立ち並ぶ一角。見つかったのは米国製の250キロ焼夷弾で全長約120センチ、直径約36センチ。