埼玉県戸田市の市議会議員の男が、ことし1月の市議選で選挙運動の報酬として、選挙運動員2人に現金を渡したとして逮捕されました。
警察によりますと、公職選挙法違反の疑いで逮捕された戸田市議会議員の渡辺塁容疑者はことし1月の市議会議員選挙で、選挙運動をしたことへの報酬として、JR戸田駅前の広場で選挙運動員2人に現金3万5000円を渡した疑いがもたれています。
選挙運動員2人は、渡辺容疑者の知人で事前に報酬を受け取る約束をしたうえで選挙期間中の数日、ビラを配り、渡辺容疑者への投票を依頼する選挙活動をしていました。
渡辺容疑者はことし1月に、初当選していて、調べに対し「弁護士と話をするまでは話せません」と認否を留保しているということです。
警察は渡辺容疑者が選挙運動の報酬として、ほかの運動員にも繰り返し現金を渡した可能性があるとみて捜査しています。