「神戸山口組」井上組長宅と「宅見組」入江組長宅を相次ぎ差し押さえ コンサル会社巡り融資トラブル2.7億円の賠償を受け

暴力団組長の自宅などが相次いで差し押さえ。拠点が動く可能性があり警察が警戒を強めています。
自宅の土地と建物が差し押さえられたのは、特定抗争指定暴力団・神戸山口組の井上邦雄組長です。神戸山口組をめぐっては、東京都のコンサルティング会社が融資をめぐるトラブルで民事訴訟を起こし、去年12月に大阪高裁が井上邦雄組長や当時副組長だった「宅見組」の入江禎組長らに対し、連帯して約2億7000万円の賠償を命じる判決を出しています。
関係者によりますと、神戸地裁や大阪地裁が強制競売手続きを開始し、井上組長や入江組長の自宅の土地と建物を差し押さえたということです。2人は不服として上告受理を申し立てていますが、判決が確定し支払いがなければ強制退去となる可能性があり、警察は活動拠点が流動的になる可能性もあるとみて警戒を強めています。