ギタリスト徳武弘文さん死去 73歳 カントリー・ギター名手「Dr.K」 有名アーティストと共演

ギタリストの徳武弘文さんが14日、死去した。73歳。北海道函館市出身。かつてアルバムをリリースしたヴィヴィド・サウンド・コーポレーションが公式サイトで発表した。

カントリー・ギターの名手として「Dr.K」の愛称で知られた。エレキギター「ギブソン・レスポール」の生みの親レス・ポールと2008年に米ニューヨークで共演を果たした。

山本コウタロウさんと「山本コータローと少年探偵団」を結成。その後、セッション・ギタリストとして活動し、1974年に泉谷しげるのバックバンド「ザ・ラスト・ショウ」を結成。吉田拓郎、長渕剛ら有名アーティストのサポートギタリストとしても活躍しながら、井上陽水、竹内まりや、松田聖子、南こうせつらのアルバムに参加するなど、日本の音楽シーンに貢献した。

ヴィヴィド・サウンド・コーポレーションのリリースは以下の通り。

【訃報】 徳武弘文さん ご逝去のお知らせ

日本の音楽界を長年にわたり支えてこられたギタリスト、徳武弘文さんが2025年5月14日、ご逝去されました(享年74歳)。ご生前のご功績を偲び、謹んでお知らせ申し上げます。

徳武さんは、唯一無二のギタートーンと確かな演奏技術で、1970年代より数多くのアーティストのレコーディングやライブに参加。ロック、ポップス、カントリーなど幅広い音楽ジャンルで活躍され、日本のギターシーンを語るうえで欠かせない存在でした。

弊社では、マーク・ベノとのツアー作品をはじめ、様々なセッションにご参加いただきました。アメリカン・ルーツ・ミュージックへの深い造詣と愛情に裏打ちされた演奏は、国内外のアーティストとの架け橋となり、多くの音楽ファンの心に深く刻まれています。

その温かなお人柄と、音楽に対する真摯な姿勢は、共演者やスタッフからの信頼も厚く、失われた存在の大きさをあらためて痛感しております。

ここに謹んで哀悼の意を表し、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

2025年5月

株式会社ヴィヴィド・サウンド・コーポレーション