栃木県でもNHK受信料1000万円未払い カーナビ公用車と携帯で

栃木県は23日、テレビ番組の視聴が可能な公用車と携帯電話計250台で、NHKと受信契約を結んでいなかったと発表した。未払いは県の試算で約1000万円に上るという。
発表によると、契約漏れが判明したのは、県が所有するテレビ視聴機能の付いたカーナビを備えた公用車183台と、ワンセグ機能が付いた携帯電話67台。少なくとも数年前から契約をしないまま使用していたとみられる。
県はNHKと協議して未払い分を納付する方針。同時に公用車と携帯電話でのテレビ視聴が必要か精査し、機能の撤去も含め検討するとしている。
同様の契約漏れが全国の自治体で相次ぎ判明したことを受けて調査し、発覚した。原因について、県管財課は「テレビの視聴機能の有無について把握が不十分で、受信契約の必要性への認識も不足していた」としている。【池田一生】