「絶交をつきつけている」等 熊大大学院の教授2人をパワハラで懲戒処分

熊本大学は大学院の教授2人をパワハラ行為で懲戒処分したことを明らかにしました。
5月21日付けで戒告の懲戒処分を受けたのは、いずれも熊本大学大学院生命科学部の50代の教授2人です。
熊本大学によりますと処分を受けた教授の1人は2024年1月、県内の医療機関に対し、関係者を通じて「特定の医師を診療支援に従事させないよう」に要請したということです。この教授は以前にも同様の事例で大学から注意を受けていたということです。
また別の教授は2024年1月、同じ学部の部下にあたる職員について関係者を通じて「絶交をつきつけている」と不適切な発言をし、この発言を聞いた部下の職員に精神的なショックを与えたということです。部下の職員は出勤できなくなり、その後退職しました。
大学は、2人の行為はいずれもパワハラにあたるとして戒告の懲戒処分としました。
熊本大学の小川久雄学長は「被害を受けた方に心よりおわび申し上げます。今回の事態を真摯に受け止め再発防止及び信頼回復に努める所存です」とコメントしています。