川崎の20人殺傷、発生6年 私立カリタス小児童ら

川崎市多摩区で2019年、登校中にスクールバスを待っていた私立カリタス小の児童らが襲われ、2人が死亡、18人が負傷した事件は28日、発生から6年となった。現場では、犠牲者を悼む近隣住人らの姿があった。
近くに住む岩崎由紀子さん(54)は、事件が起きた午前7時40分ごろに訪れ「安心して眠ってほしいという気持ちで祈った」と手を合わせた。東京都北区の丸茂豊さん(34)も「天国からお友達を見守ってほしい」と語った。
事件は19年5月28日に発生。岩崎隆一容疑者=当時(51)=が、6年の栗林華子さん=同(11)=と、別の児童の保護者で外務省職員だった小山智史さん=同(39)=を殺害し、児童ら18人に重軽傷を負わせた。容疑者は直後に自殺した。
事件後、毎月28日を「多摩区子ども見守りの日」として、区役所職員や近隣住民による通学時の見守り活動が続いている。