AI開発会社を強制調査=架空売買で粉飾決算容疑―新規上場申請の報告書・監視委

実態のない架空取引を繰り返す「循環取引」で決算を粉飾したとして、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで、東証グロース上場の人工知能(AI)開発会社「オルツ」(東京都港区)を4月に強制調査していたことが5日、関係者への取材で分かった。
同社は2024年9月、架空循環取引で売上高を偽装し、粉飾した新規上場申請用の有価証券報告書を関東財務局に提出したなどの疑いが持たれている。 [時事通信社]