受信機能があるとは気づかず、最長32年間
愛知県は6日、テレビや公用車のテレビ機能付きカーナビなど計226台について、NHKとの受信契約が交わされていなかったと発表した。未払い額は計約2072万円で、速やかに支払い手続きをするという。
未契約だったのはカーナビ123台、テレビ87台、携帯電話16台。最長で1993年4月から32年間未契約のテレビもあった。
ディスプレーとしてテレビを使用したり、受信機能があると気づかずカーナビを使用したりしていたのが原因だという。
県管理課は「速やかに支払い手続きをすすめ、受信機能の必要性を判断し、撤去や処分などを検討する」としている。
一方、愛知県警も、捜査車両など公用車のテレビ機能付きカーナビ47台が未契約だったと発表した。未払い額は計約863万円。前払いなどの割引き制度を利用していれば、半額程度で済んだという。
県警によると、未契約だったカーナビは捜査用車両や機動隊が使うトラック。カーナビは地図機能を利用するために設置されており、テレビ視聴はしていなかった。未契約の最長は2009年2月からだった。