日本の男女平等度118位、G7で最下位…「政治参加」後退・「経済活動」わずかに改善

【ロンドン=中西梓】スイスの民間研究機関「世界経済フォーラム」は12日、世界の男女平等度を示す2025年版「ジェンダーギャップ報告書」を発表した。日本は前年と同じ118位となり、先進7か国(G7)で最下位だった。
報告書は、政治参加、経済活動、教育機会、健康の4分野で男女平等の度合いを指数化し、順位を示している。今年は世界148か国を調査した。
日本は政治参加が125位と、前年の113位から後退した。女性閣僚の占める割合が、昨年より減小したことが響いた。
経済活動は112位で、前年の120位よりわずかに改善した。企業の女性幹部の割合や女性の労働参加率がそれぞれ上昇した。教育機会が66位、健康は50位と、いずれも前年から改善した。
首位はアイスランドで、16年連続でトップ。2位はフィンランド、3位はノルウェーで、いずれも前年と同順位だった。