姉殺害などの罪に問われた辻和美被告(53)の無期懲役判決が確定へ 最高裁

福岡県水巻町で2023年、姉を殺害して通帳を奪ったなどとして強盗殺人などの罪に問われた女の被告の裁判で、最高裁は被告側の上告を退ける決定をしました。決定は今月19日付けで、被告に無期懲役を命じた1、2審の判決が確定することになります。
辻和美被告(53)は2023年6月、福岡県水巻町のアパートの部屋で姉のつぐみさん(当時52)の首を圧迫して殺害し、通帳や印鑑を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われています。
1審の福岡地裁小倉支部は「金銭を得る目的を達成するために考えられた計画的犯行であり、暴行の態様は執ようで残虐だ」などとして、辻被告に無期懲役の判決を言い渡しました。
辻被告側が控訴しましたが、福岡高裁は今年2月、「1審判決に誤りはない」として辻被告側の控訴を退け、無期懲役を言い渡していました。