霧島山・新燃岳で2018年以来の噴火 周辺で降灰の報告多数

ウェザーニュースのユーザー投稿によると、今日22日(日)の午後、霧島山・新燃岳の周辺で降灰が確認されています。
気象台も新燃岳の噴火を観測したと発表しました。新燃岳が噴火するのは2018年以来です。
高原町や小林市で降灰を確認
今日22日(日)の16時前から、霧島山の北東側の地域にいるウェザーニュースアプリのユーザーから、火山灰が降ってきたとの報告が多く届いています。高原町では車のフロントガラスやボンネットがうっすら灰色になるほどです。
気象台は16時37分に噴火を観測したとして、噴火に関する火山観測報を発表しました。噴煙が火口上500m以上に達したと報じています。新燃岳が噴火するのは2018年以来です。
ウェザーニュースが独自に設置している都城市のライブカメラでは、雲に混じって噴煙のようなものが捉えられています。一方で、大きな振幅の火山性微動等は確認されておらず、ある程度の火山灰を噴出しただけの活動と考えられます。
新燃岳の上空は明日23日(月)にかけて西南西の風が続くため、噴煙は高原町や小林市などに流れる見通しです。新燃岳の噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)となっています。今後の活動に注意をしてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)