6月22日(日)15時現在、小笠原近海で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。次に台風が発生すると台風2号と呼ばれることになります。
北上の過程で勢力を落とし熱帯低気圧に変わる予想ですが、雨雲のもととなる湿った空気を東日本にもたらします。
▼熱帯低気圧 6月22日(日)15時
中心位置 小笠原近海
移動 北西 ゆっくり
中心気圧 1008 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s
伊豆諸島で勢力を落とす予想 湿った空気が梅雨前線に
今日22日(日)3時に発生したこの熱帯低気圧は、今後やや勢力を強めて、一時的に台風に発達する可能性がでてきました。ただ、発達に適した環境は小笠原近海に限られていて、北上とともに勢力を落とす見通しです。伊豆諸島に北上してくる頃には熱帯低気圧になる予想です。
一方で、この熱帯低気圧が太平洋高気圧の縁辺をまわって北上する過程で、暖かく湿った空気が東日本方面に流れ込むことが予想されます。25日(水)頃は梅雨前線の活動に作用して雨雲が発達しやすくなる可能性があるため、今後の情報にご注意ください。
本格的な台風シーズンの幕開け
平年の台風発生数
次に台風が発生すると、6月11日(水)に発生した台風1号以来で、およそ2週間ぶりとなります。
台風発生数の平年値を見ると、6月以降は台風が複数個発生してもおかしくない時期ということがわかります。7月にかけては梅雨前線の活動も活発になる時期ですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。