6月は全国的に観測史上1位の高温 東京などは真夏日の最多記録

今日30日(月)で6月も終わりです。西日本で記録的に早い梅雨明けとなるなど、暑い印象が強い6月でした。これは数字でも裏付けられ、全国各地で6月として観測史上1位の高温になる見込みです。
札幌、仙台は平年より3℃以上高い
6月29日(日)までの30日間の気温の平年差を見ると、北海道から沖縄まで平年よりも高くなっています。特に東日本から北日本はほとんどの所が平年よりも2℃以上高くなりました。地点別に見ると札幌市と仙台市は平年に比べて3℃以上高く、東京都心も2.5℃高い気温です。
6月の平均気温は29日(日)の時点で札幌市が20.4℃、仙台市22.6℃、東京都心24.6℃、名古屋市24.7℃、大阪市25.2℃、福岡市24.9℃など、軒並み6月の過去最高を上回る水準になっています。今日30日(月)の気温を考慮すると、記録更新はほぼ確実な状況です。
7月も暑さ続く見通し
6月は上空を吹く強い西寄りの風、偏西風が大きく北に蛇行したことで太平洋高気圧が日本付近に張り出しました。特に6月中旬からは日本列島の広い範囲が夏の空気に覆われ、50地点以上で猛暑日を観測したり、38℃を超えるような猛烈な暑さに見舞われました。
6月下旬には梅雨前線の活動が弱まって、西日本では記録的に早い梅雨明けが発表されています。6月としては真夏日の日数も多くなり、東京都心では13日、仙台市で8日、札幌市で6日など、過去最多を更新しました。
7月に入ってもしばらくは厳しい暑さが続く見通しで、関東甲信など東日本や東北の梅雨明けもそう遠くはありません。今年の夏は長くなりそうですので、日頃からの体調管理をしっかりと行うようにしてください。