【速報】天皇陛下「友好親善関係がさらに深まっていくことを期待」モンゴル訪問を前に記者会見

天皇皇后両陛下は今月6日から、国賓としてモンゴルを公式訪問されます。訪問に先立ち、きょう、天皇陛下が記者会見を行われました。
午後4時半ごろ、陛下は皇居・宮殿の「石橋の間」に入られました。今回の公式訪問に向けて、陛下は次のように抱負を述べられました。
「今回の訪問を契機として、我が国とモンゴルの特に若い世代の人々の交流がより一層活発になり、今後の両国間の橋渡しとなって、友好親善関係がさらに深まっていくことを期待しております」
訪問の日程は6日から13日までの8日間で、現地では歓迎式典や大統領夫妻が主催する晩さん会に出席されます。
また、先の大戦後、シベリア抑留中にモンゴルに移送され、その後、亡くなった日本人の慰霊碑への供花も予定されています。
今年は、戦後80年にあたり、硫黄島や沖縄、広島に慰霊訪問を行われてきた両陛下。抑留者の慰霊に臨む気持ちについて、陛下は「故郷から遠く離れた地で亡くなられた方々を慰霊し、そのご苦労に思いを致したい」と話されました。
陛下は、2007年の皇太子時代にモンゴルを公式訪問されましたが、皇后さまは当時、療養のため訪問を見送られていました。
天皇がモンゴルを訪問するのは初めてで、両陛下が国賓として外国訪問を行うのは、おととしのインドネシアと去年のイギリスに続いて、即位後3回目です。