京都女子大(京都市東山区、竹安栄子学長)は1日、女子大を堅持する方針を掲げた「女子大学宣言」をホームページに発表した。共学化を決める女子大が相次ぐ中、「女子大としての更なる発展を目指す」としている。
京都光華女子大(右京区)や武庫川女子大(兵庫県西宮市)などが共学化を決めたことで、京都女子大にも在学生や卒業生から不安の声が寄せられたため、6月19日に部局長会を開催。共学化しない方針を全会一致で確認し、在学生や保護者にも伝えたという。
宣言は「創立以来の建学の精神に基づき、女子大学であり続けることをここに宣言します」との文言で始まり、「女子大学という環境だからこそ、性差にとらわれることなく、一人ひとりが対等な関係の中で学び合い、自立した“人”として成長することを可能にします」などとうたっている。