24時間以内に台風発生の可能性 関東付近を北上する予想 発生すると“台風5号”

7月12日(土)15時現在、小笠原諸島・父島の南の海上で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しています。次に台風が発生すると台風5号と呼ばれることになります。
小笠原諸島では明日13日(日)にかけて風雨や高波の影響に注意してください。14日(月)は関東など東日本や北日本で雨や風が強まる可能性があります。
▼熱帯低気圧 7月12日(土)15時
中心位置 父島の南約280km
移動 東 ゆっくり
中心気圧 1000 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s
関東から東北の沿岸を北上か 雨や風の強まりに注意
この熱帯低気圧は、14日(月)に関東沖から東北の三陸沿岸を北上し、15日(火)15時までに北海道付近で温帯低気圧に変わる予想です。
小笠原諸島では明日13日(日)にかけて雨や風が強まり、波の高い状況も続くため注意が必要です。伊豆諸島でも明日の午後からは強風や高波にお気をつけください。
台風は陸地に近いところを通過する予想で、週明け14日(月)には関東や北日本で強い雨の降る可能性があります。沿岸部では強風や高波にも注意してください。北海道では15日(火)も荒天の続くおそれがあります。
さらに、14日(月)~15日(火)には別の熱帯低気圧が東シナ海から西日本~東日本を進む見込みで、雨の強まる所がある予想です。同じような地域で長く雨が降り続き、大雨となるリスクもありますので、こちらの情報にもお気を付けください。
本格的な台風シーズンの幕開け
平年の台風発生数
次に台風が発生すると、7月5日(土)に発生した台風4号以来で、およそ1週間ぶりです。今月3つめの台風で、台風5号と呼ばれることになります。
台風発生数の平年値を見ると、7月は平均3.7個と一気に発生数が増える時期であることがわかります。今年も日本の南海上は熱帯低気圧が発生しやすい環境となっていて、今後も熱帯低気圧や台風の発生が続く可能性があります。
本格的な台風シーズンの幕開けですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。