宅配代行大手「出前館」の配達員アカウントを不正取得したとして、日本とウズベキスタン国籍の男4人が逮捕された事件で、警視庁は25日、東京都中野区、会社役員の被告(51)(詐欺罪で起訴)ら男2人を詐欺容疑で再逮捕し、新たに男女5人を同容疑で逮捕したと発表した。7人の逮捕は23日。
同庁は、被告が2022年以降、就労資格のない外国人約1400人に他人名義のアカウントで宅配アルバイトをさせ、約5400万円を得たとみている。
ほかに逮捕されたのは、職業不詳の容疑者(30)(葛飾区)ら日本人の男3人とウズベキスタン、ベトナム両国籍の男女3人。
発表によると、7人は共謀して、24年9~10月、他人に使わせる目的で出前館のアカウントを職業不詳の容疑者名義で不正に取得した疑い。被告は、SNSを通じ、名義を貸す日本人と宅配アルバイトを希望する外国人を募集し、手数料を徴収していたという。