気象庁は、北海道から沖縄の太平洋側を中心に発表していた津波注意報について、先ほど一部を解除しました。
「津波注意報の発表を継続しております。予報区では津波を観測していますので、海の中や海岸から離れていただくようお願いします」
気象庁はきのう夜に津波警報から切り替えていた津波注意報について、先ほど一部を解除したと発表しました。北海道から千葉にかけての太平洋沿岸と、伊豆諸島、種子島・屋久島地方には引き続き、津波注意報が出されていて、注意が必要です。
ロシア・カムチャツカ半島近くで発生した巨大地震をめぐっては、全国各地で津波の到達が確認され、岩手県の久慈港では1メートル30センチの津波が観測されました。
今回の津波に関連する全国の被害は、JNNのまとめで1人が死亡、6人がけが、12人が体調不良となっています。
記者 「午前9時半前です。昨夜から入港できなかったフェリーが大洗港に近づいてきました」
午前9時半すぎ、茨城県の大洗港に到着したのは「商船三井さんふらわあ」のフェリーです。北海道の苫小牧港を出発し、きのう到着予定でしたが、津波注意報の影響で入港できない状態が続いていて、出発からおよそ40時間後の到着となりました。
現時点で乗客などの体調不良者は確認されていません。