横浜市のみなとみらい地区で開かれた花火大会中に海上の打ち上げ台船2隻が燃えた火災で、横浜海上保安部や神奈川県警などによる事故原因の合同調査が6日、始まった。大会の実行委員会は記者会見を開き、有識者らによる第三者委員会を設置して、事故の検証と再発防止にあたる考えを示した。
実行委員長を務める神奈川新聞の須藤浩之社長は「ご心配、ご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げる」と謝罪した。
事故は花火大会終盤の4日午後7時50分頃に発生。台船8隻のうち、全長約50メートルと最大規模の1隻から出火した。コンピューター制御していた打ち上げが停止できず、隣に浮いていた別の台船に延焼したとみられる。約15時間後に鎮火した。
横浜海上保安部によると、炎上した台船は同市の大黒ふ頭の岸壁に運ばれ、事故原因の調査を続けるという。