長崎は9日、被爆80年の節目となる「長崎原爆の日」を迎える。長崎市の平和公園で開かれる市主催の平和祈念式典には、被爆者や遺族、石破首相をはじめ、米国やロシア、イスラエルなど95か国・地域の代表が参列する予定だ。
「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」が昨年12月、ノーベル平和賞を受賞し、被爆者の証言の力が注目された。一方、全国の被爆者は3月末時点で10万人を下回った。
長崎市の爆心地公園では8日夜、約1300個のキャンドルに明かりをともす「平和の灯(ともしび)」が行われ、参加者は恒久平和を願った。