鹿児島県霧島市に発表されていた大雨特別警報は、8日(金)13時30分に大雨警報に切り替わりました。現在、特別警報の発表されている地域はありません。
記録的な大雨により地盤が緩んだことで土砂災害の危険度は依然として高いため、危険な場所には引き続き近づかないでください。
市内2地点で24時間雨量500mm以上を観測
霧島市周辺では昨日7日(木)夕方から断続的に雨が強まり、特に今日8日(金)未明から明け方には猛烈な雨が降って雨量が記録的に増加しました。
正午までに観測された24時間降水量の最大値は、霧島市のアメダス牧之原で515.5mm、同じく霧島市のアメダス溝辺で506.5mmと、いずれも1976年からの統計で観測史上1位の値を更新しています。また、鹿児島県が設置した雨量計「福山町」では24時間に557.0mmの雨量を観測しています。
現時点では雨は今朝までに比べると落ち着いているものの、これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいることにより、土砂災害の危険度は依然として高い状況です。
市町村から発令される避難情報をよく確認し、傾斜地など土砂災害の発生するおそれのある地区には近づかないようにしてください。