8月8日(金)3時、マリアナ諸島で発達中の熱帯低気圧が台風11号(ポードル)になりました。
発達して暴風域を伴い、来週は沖縄の南を西進する予想です。進路次第では国内に台風の影響が及ぶ可能性があるため、今後の台風情報に注意してください。
▼台風11号 8月8日(金)3時
中心位置 マリアナ諸島
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西 15 km/h
中心気圧 1002 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s
暴風域を伴う勢力に発達する予想
台風11号はこの先も発達に適した海域を進み、次第に勢力を強めて暴風域を伴う台風になる見通しです。
進路の予想を見ると、このまま西寄りに進んで、10日(日)には沖ノ鳥島の北を通過し、12日(火)頃からは沖縄の南を西進する予想です。
進路が北寄りとなった場合には沖縄などに影響がでる可能性があるほか、5日先以降の進路もまだ不確実です。今後の台風情報に注意してください。
台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率が1%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
奄美地方 1 %
沖縄本島地方
本島北部・中南部 2 %
慶良間・粟国諸島 2 %
久米島 2 %
宮古島地方 6 %
八重山地方
石垣島地方 7 %
与那国島地方 3 %
8月は台風の発生が最も多い時期
平年の台風発生数
台風の発生は3日(日)に発生した台風10号以来で、今月2つめです。7月は7個の台風が発生して平年と比べても多くなりましたが、8月も7月と同じくらいのペースで台風が発生しています。
台風発生数の平年値を見ると、8月の台風発生数の平年値は5.7個で、一年の中でも最も台風の発生が多くなる時期です。
秋にかけての本格的な台風シーズンとなりますので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風11号の「ポードル(Podul/)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、やなぎの木のことを指す朝鮮語です。