吉村代表「挙党体制で他の政党とぶつかっていきたい」 日本維新の会が新執行部「党三役」発表 幹事長に元枚方市長の中司宏衆院議員ら

日本維新の会は、参院選で議席が伸び悩んだことを受け、幹事長ら執行部を一新し12日、発表しました。
新しい執行部として、幹事長に元枚方市長の中司宏衆院議員、政調会長に前・共同代表の前原氏の元秘書・斎藤アレックス衆院議員が就任しました。
また高木かおり参院議員を総務会長に起用し、維新としては初めて女性が「党三役」を務めます。
維新は7月の参議院議員選挙で比例票の得票数を3年前から大幅に減らし、国民や参政などほかの野党と比べ、議席が伸び悩みました。
こうした結果を受け、共同代表だった前原氏や幹事長だった岩谷氏など幹部らが辞任。
9日、新しい共同代表に幹事長経験のある藤田文武氏が選出され、続投が決まった吉村代表との間で新執行部の人事について協議が進められていました。
吉村代表は「維新の会は党の中で意見がまとまっていないと思われることが多かった」などとこれまでを振り返り、「今後、新体制のもとで全員が協力をして公約実現する集団として他の政党とぶつかっていきたい」と「挙党体制」での党運営を強調しました。
また国会対策委員長には与野党に広くパイプを持つ遠藤敬衆院議員が再登板します。