大阪城のお堀で「腐臭がする」 コイやフナが水面で大量死 水温高く、酸欠が原因か

大阪城公園(大阪市中央区)の東側にある東外堀で13日、魚が大量に死んでいるのが見つかった。公園を管理する大阪城パークセンターが原因を調べている。大阪市建設局と連携し、14日中に魚の撤去作業を行うほか、水質調査の実施も検討している。
同センターによると同日午前9時ごろ、公園の利用者から「お堀で魚が死んでいる。腐臭がする」と連絡があった。職員が確認したところ、東外堀でコイやフナなどの魚が大量に死に、水面に浮いていた。
魚が大量死した原因について、大阪府立環境農林水産総合研究所は「水温が高かったことや悪天候が原因と考えられる」と指摘。「水草が光合成をせず酸素が少ない状況下で、降雨によってかき混ぜられた土砂内の微生物に酸素を奪われて、酸欠状態になったのではないか」と話す。(石橋明日佳)