22日に予定されている天皇陛下の即位を祝うパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」のリハーサルが6日朝、本番と同様、東京都心の皇居から赤坂御所までの約4・6キロを交通規制して行われた。天皇、皇后両陛下が乗車されるオープンカーは使われなかったが、当日を想定して約50台の車列が午前7時に皇居・宮殿を出発し、午前7時半ごろに赤坂御所に入った。本番は午後3時半スタートだが、ズバリ当日のベスト観覧スポットはどこか? 新人記者が現場を取材した。
「10・22」は令和元年限定の祝日。天皇の即位を祝う特別な日ということで、祝賀パレードの沿道では、しれつな場所取り合戦が予想される。テレビで見るのももちろんいいが、せっかくなら現地でこの目に焼き付けたい。本番に向けて、早起きしてリハーサルの取材に臨んだ。
まずは観覧スポット探しだ。コース周辺の地理に明るい先輩記者たちからアイデアをもらい、グーグルのストリートビューとにらめっこ。青山一丁目交差点がある青山ビル前に狙いを定めた。ここに決めた理由は2つ。1つは、青山通りは、見通しのよい直線道路で、他の場所よりも長い時間パレードが通る。2つ目は、交差点の曲がり角に待機すれば、車両が右折する時に天皇、皇后両陛下が並んだ様子を正面から、しかも間近で見られそうだ。
朝6時半ごろ、地下鉄の青山一丁目駅の1番出口から地上に出ると、すでに交差点付近には、約20人のライバルたちが陣取りをしていた。始発で来るべきだったかと反省しつつ、青山ビル前で待機。7時18分には、赤坂見附方面から向かってくる先頭のパトカーが約500メートル先に見え始めた。休日の早朝で閑散としていた街中に、4機のヘリコプターの音が響き、パトカーや白バイ、黒塗りの車両など、約50台が車列をなしやってきた。普段とは逆の右車線を走行して、ゆっくりと向かってくる光景は、非日常的で、まるで映画のワンシーンのようで圧倒された。
この日は、本番で両陛下が乗車されるトヨタ「センチュリー」を改造したオープンカーの走行はなかったが、7時23分ごろに、両陛下の車に見立てたとみられる車両が目の前を通った。両陛下が車から手を振る姿を想像し、その距離の近さに胸が高まった。90年の上皇さまのパレードには沿道に約11万7000人、93年の両陛下のご成婚パレードには約19万2000人が集まった。間違いなく、22日はこの交差点にも人が殺到するだろうが、記念すべき光景を目に焼き付けるには、申し分ない場所だ。観覧スポットの候補にぜひ、いかがだろうか。