ネットで見つけたイラストを市のHPに7年間無断掲載…加賀市が157万円支払いへ

石川県加賀市は13日、市がインターネットで見つけた有料のイラストを無断で使用し、販売会社やイラストレーターから賠償を求められていたことを明らかにした。市は約7年分の使用料にあたる約157万円を著作権者に支払い、和解する方針だ。
市によると、イラストが無断で使われたのは男女共同参画に関する施策を説明する資料で、2018年から市のホームページに掲載されていた。担当の職員がインターネットでイラストを検索し、無料で使えると勘違いしたという。今年4月にイラストを有償提供していた京都市の会社から書面で指摘を受けたことでわかった。
行政まちづくり課の篠田和良課長は「あってはならないこと。今後は研修会を開くなどし、著作物の使用について周知徹底したい」と話した。