東北北部で積算降水量200mm超の大雨に 災害発生に警戒を

昨日19日(火)から今日20日(水)にかけて前線が北日本に停滞。東北北部では強弱を繰り返して雨が続き、秋田県や青森県では局地的に大雨となっています。河川の氾濫や土砂災害に厳重な警戒が必要です。
昨夜からの降水量が200mm超
昨夜から大陸からのびる前線が津軽海峡付近に停滞。前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で発達した雨雲が日本海から青森県や秋田県に流れ込んでいます。秋田県仙北市に設置されたアメダス桧木内(229.5mm)やアメダス田沢湖高原(203.5mm)、青森県十和田市に設置されているアメダス休屋(208.5mm)では午前9時までの12時間降水量が200㎜を超えています。休屋の12時間降水量は観測史上最大の値です。
上桧木内地区の桧木内川より氾濫が発生したため、仙北市は8時40分に付近の住民に対して緊急安全確保(警戒レベル5)を発令しました。土砂災害のリスクも高まっていて秋田県、青森県、岩手県内には土砂災害警戒情報が発表されています。
明朝まで断続的に雨 災害発生に警戒
東北北部では今日20日(水)から明日21日(木)朝にかけて断続的に雨が続き、積算雨量はさらに増加する予想です。雲の隙間で雨が止む時間帯があっても油断できません。
河川の氾濫による浸水や土砂災害の発生に警戒してください。自治体からの避難情報にも留意し、必要に応じて速やかに避難できるように準備しておくと安心です。