【速報】軽トラックの荷台に11人の男女… 横転し2人が重傷 運転していた18歳男性を過失運転致傷疑いで書類送検 大阪・岸和田市で今年4月に発生

大阪府岸和田市で今年4月、荷台に10代の男女11人が乗った状態で軽トラックが横転し、2人が重傷を負う事故があり、運転していた男性(18)が過失運転致傷の疑いで書類送検されたことが、捜査関係者への取材でわかりました。
▼男性(当時16)がクモ膜下出血、女性(当時17)が顎の骨を折る重傷
捜査関係者によりますと、今年4月24日の午後9時45分ごろ、岸和田市阿間河滝町の市道で、15歳~18歳の男女11人が荷台に乗った軽トラックが、道路脇の壁にぶつかり横転。
荷台に乗っていた男性1人(当時16)がクモ膜下出血、女性1人(当時17)が顎の骨を折る重傷を負いました。
事故が起きた当時、11人のうち3人は立っていて、8人は座っていたということです。
捜査関係者によりますと、この事故をめぐり、軽トラックを運転していた男性(18)を過失運転致傷の疑いで大阪府警が書類送検したということです。
運転していた男性と荷台に乗っていた11人は、岸和田市内の青年団に所属していて、ソフトボールの練習や応援のために移動中だったということです。
書類送検された男性(18)は「ソフトボールの練習組で一番年下だったので、応援組を迎えに行くことになった。夜間の山道なので警察に捕まることはないと思った。グラウンドに早く戻ってソフトボールの練習をしたかったので、しっかり減速せずに右折して横転してしまった」と述べ、容疑を認めているということです。
▼荷台に人を乗せるのが「常態化」か… 青年団の団長も道交法違反ほう助容疑で書類送検
また、青年団の団長の男性(23)はこの軽トラックに乗っていませんでしたが、荷台に人を乗せて運転する違反行為を容認したとして、道路交通法違反ほう助の疑いで書類送検されたということです。
調べに対し男性(23)は「軽トラの荷台に人を乗せて運ぶことは慣習となっており、当たり前のように繰り返していた。違反行為を止める立場の人間でありながら『行ってきて』などと助長してしまった」と、こちらも容疑を認めているということです。
団長の供述の通り、この青年団では、軽トラックの荷台に人を乗せる違反行為が常態化していたとみられます。