生徒に性行為を思わせる体勢を取るよう指示したなどとして、埼玉県教育委員会は21日、東部地区の県立高校の男性教諭(25)を停職3か月の懲戒処分とした。教諭は21日付で退職した。
発表によると、教諭は4月17日、3年の生物の授業中、腹部や下半身を触るよう指示したり、性行為を想起させる体勢を取るよう指示したりした。生徒は指示を受け入れなかった。その後、別のクラスでも同様の指示をしていたという。教諭は「分かりやすく教えたかった。信頼を失墜させてしまい、申し訳ない」と話しているという。
授業を受けた生徒が別の教諭に相談し、判明した。県教委は「常識や倫理観が欠如している。今後、何かあった際には、管理職が授業を見学したり、注意をしたりするよう周知する」としている。