小沢一郎氏「全てが絶望的」麻生氏の総裁選前倒し要求表明受けX投稿「醜い足の引っ張り合い」

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が、4日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党の中堅、若手などから求める声がでている党総裁選前倒しについて、党最高顧問の麻生太郎元首相が3日の麻生派会合で、自身も求める考えを示したことに対し、「醜い足の引っ張り合い」などの厳しい表現をまじえながら、自民党の党内抗争を批判した。
麻生氏は3日に横浜市で開いた、自民党内で唯一現存する派閥、麻生派の会合で講演した際「私は、前倒しを要求する書面に署名し、提出する」と明言。その上で「日本が再び決められない政治に戻らないよう力を尽くす」と述べた。一方で派閥として一致した行動を取る考えはないとの認識も示し、1人1人が判断するようにも求めた。
小沢氏は3日深夜の投稿に、会合での麻生氏の発言を報じたネットニュースを引用しながら「お前が悪い、いやお前が悪いという醜い足の引っ張り合いを見せつけられ、皆呆れているのではないか? しがみつく総理、引きずり下ろそうとする裏金議員。全てが絶望的。自民党は解党的出直しではなく解党すべき」と指摘した。
別の投稿では、同じ会合で麻生氏が消費税減税に否定的な考えを示したことにも触れ「こういう人物に日本の現実を分からせること、それが選挙である。自民党に、かつて無い巨大な鉄槌を」と訴えた。