「何が起きたかわからない」台風15号 突風で40棟全半壊約30人が骨折などのけが けが人まだ増える見込み 静岡・牧之原市

関東に最接近している台風15号の最新情報です。静岡県では突風被害が発生。少なくとも30人以上がけがをしているということです。中継です。
静岡県牧之原市です。こちら太い電信柱が根元の部分からへし折られてしまっています。そして、周辺の家々、屋根や壁が引き離されるような形で、むき出しになっています。
こちらでは、台風接近に伴う大雨の影響で大きな突風被害が起きたということです。
住民の方に当時の状況を伺ったところ、「何が起きたかわからない。いきなりこんなことになった」と話してくれた方がいました。片付けをされている住民の皆さん、ぼうぜんと立ち尽くしている方も多く、当時の突風の威力とショックが伺えます。
静岡地方気象台は先ほど、静岡県内で今私がいる牧之原市に加えて、吉田町、掛川市、焼津市の合わせて4つの自治体で突風による被害を確認したと発表しました。
県などによりますと、現在およそ40棟の住宅が全半壊などの被害に遭っているという報告が入っているということです。
また、現場のすぐそばの総合病院には、突風で骨折や切り傷などを負った30人ほどを治療したということです。さらに、他の病院にもけが人は運ばれているということで、けが人の数はまだ増えると見込んでいます。
今は青空も広がっていて、これから夜になります。蒸し暑い中、住民の皆さん休む間もなく作業されています。復旧にはかなり時間がかかりそうです。