賞味期限切れ7カ月の牛乳も…中学校の給食で誤って提供 生徒と教職員が飲む 兵庫・尼崎市

尼崎市は、市内の中学校の給食で賞味期限を過ぎた牛乳を提供し、生徒と教職員が飲む事案があったと、9日発表しました。飲んだ牛乳の中には期限を7カ月過ぎたものもありました。
市によりますと、9月5日午後1時ごろ、市内の中学校で賞味期限を過ぎたパック型の牛乳が給食で提供され、生徒2人と教職員3人が飲んだということです。5人が飲んだ牛乳の賞味期限は今年2月4日のものが2つ、3月29日が1つ、7月27日が2つです。
中学校では給食で飲まなかった教職員の分の牛乳を事務室の冷蔵庫に保管していて、5日に教職員が賞味期限が切れたものを廃棄するつもりで冷蔵庫の外に出しました。これを、別の教職員が当日提供する牛乳と勘違いし、他の牛乳とあわせて給食で提供し、給食の後で牛乳が余っていたことから事態が発覚しました。
中学校の校長らは生徒の保護者に謝罪したということです。尼崎市は市内の学校に向け、給食の残りものは当日のうちに配膳室に返却するよう改めて周知するとしています。