国際線に乗務予定だった日本航空の機長が、滞在先で禁酒という社内規定に違反し、合わせて3便に遅れが出た問題で、国土交通省は10日、日本航空に厳重注意を行いました。
先月、国際線に乗務予定だった日本航空の男性機長が、滞在先での禁酒が社内規定で定められていたにもかかわらず、乗務の前日に滞在先のホテルで飲酒し、当日、乗務を取りやめたことで、合わせて3便に最大18時間の遅れが出ました。
日本航空では去年、機長らの飲酒問題が相次ぎ、去年12月に業務改善勧告を受けていて、再発防止策を進めている最中でした。
これを受け、国土交通省は10日、「管理監督が十分であったとはいえない」とした上で「社員一人一人に安全意識が徹底されていない」として日本航空に厳重注意を行いました。
国交省は、日本航空に今月末までに改めて再発防止策を提出するよう求めています。