公明党が11日、公式X(旧ツイッター)を更新。テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のコメンテーターの発言に抗議声明を発表した。
「公明党に関する誤った発言について」と前置きした上で「先日9月9日放送の、テレビ朝日『大下容子ワイド!スクランブル』番組内でのジャーナリストの発言について、番組側に抗議文を渡しました」と書き出した。
続けて「ジャーナリストの末延吉正氏による、『だから公明党にしたって選挙があれば支援団体にね、いくらか配りますパターンで、その代わり票を渡しますみたいな。これで30年やってきて、それは一つの政治の劣化でもあったわけですよ』との発言は、事実に基づかない誤った認識であり、全く意味が不明な発言だと言わざるを得ず、誠に遺憾です」と記述。
最後に「このような発言は、公明党への信頼を損なうだけでなく、日本の政治や選挙の健全性に対する誤った印象を与えかねません。発言の根拠について説明を求めるとともに、速やかにお詫びと訂正、撤回を行うよう強く求めます」と締めくくった。
以下、発表声明全文。
◇ ◇ ◇
抗議:公明党に関する誤った発言について
令和7年9月10日
テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」
制作担当者殿
2025年9月9日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」において、ジャーナリストの末延吉正氏より、「だから公明党にしたって選挙があれば支援団体にね、いくらか配りますバターンで、その代わり票を渡しますみたいな。これで30年やってきて、それは一つの政治の劣化でもあったわけですよ」との発言がなされました。末延氏は、長年にわたり政治の現場を取材・分析してこられた方ですが、今回の発言は事実に基づかない誤った認識であり、全く意味が不明な発言だと言わざるを得ず、誠に遺想です。
公明党は結党以来、「大衆とともに」の立党精神のもと、国民の生活を第一に考え、政策提案と実行を重ねてまいりました。金銭の授受による票の取引を行ったことは、一切ありません。もし仮に、現在公明党が提案している全国民を対象とした、一律2万円の給付のことを指しての発言であったとすれば、それは根拠のない中傷に等しいものです。これは特定の団体への配布ではなく、物価高に苦しむ国民全体の安心と暮らしを守るための政策的措置の提案です。
「大下容子ワイド!スクランブル」はこれまで、多角的な視点から政治・社会を取り上げ、国民の皆さまに考える機会を提供する役割を果たしてきたことと存じます。しかし今回、番組において事実に基づかない不正確な発言がなされたことは残念でなりません。
このような発言は、公明党への信頼を損なうだけでなく、日本の政治や選挙の健全性に対する誤った印象を与えかねません。発言の根拠について説明を求めるとともに、速やかにお詫びと訂正、撤回を行うよう強く求めます。
東京都新宿区南元町十七番地
公明党広報委貝長 谷合正明
公明党本部広報部